【耶摩(ヤマ)】175cm 一人称:俺/私
「死後の世界」即ち冥界を発見し、冥界の神となった男。
かつては単身で冥界の維持管理と死者の裁量を行っていたが、
現在は死者の裁量は十王に任せ、維持管理の職務にほぼ専念している。
(空いた時間に十王達、特に閻魔大王の手伝いをすることもある)
いつも考え事をしており、物腰は極めて静か。物言いは多少辛辣だが感情を露わにすることは余りない。
しかしながら双子の妹であり妻でもある耶巳が絡むと冷静では居られない一面も。


【耶巳(ヤミ)】161cm 一人称:私
天界より河の女神の役職を授かる身でありながら、冥界に身を置く女。
閻魔大王の許で地蔵菩薩の代行の役に就き、
罪を償った死者を地獄へ迎えに行き来世へと送り出したり
時には裁判にて死者の弁護人を務めたりと忙しい毎日を過ごしている。
天真爛漫な性格で、一見おっとりしているようだが実は行動派。物言い自体は柔らかだが口は達者。
双子の兄であり夫である耶摩さえいれば、苦をも楽にする程に惚れ込んでいる。


【焔摩天(えんまてん/ヤーマ)】172cm 一人称:オレ
耶摩がヤマと名乗っていた頃、自身に何かあった際に備えて造り出した存在。
造られて暫くの間眠った状態で保管されていたが、魂が宿って以来僅かずつながら成長しつつある。
閻魔大王の保護下で焦熱地獄をはじめとする地獄の火起こしや竈の管理を任されており、
面倒臭がる素振りは見せるが、頼られていること自体は満更でもない。
ちなみに肉体はヤマとヤミーの夭逝した一人息子の遺骨を基に造られており、宿る魂も彼自身のそれ。
耶摩と耶巳には何かと反発しがちだが、実際のところは甘えたくて仕方がない。


【黒闇天女(こくあんてんにょ/アラクシュミー)】 161cm 一人称:私
美醜の醜と盛衰の衰、そして破壊と暴力と災厄を司る女神。
その正体は美と幸福の女神である吉祥天の影。固有の容姿を持たない存在だったが
耶巳(当時はヤミー、或いはヤムナと名乗っていた)に「一目惚れ」して以来、彼女の容姿を真似るようになる。
身体中傷や爛れが蔓延っているのは彼女自身の神としての性質にも依るが、
「綺麗なヤミーの姿を醜く傷つけている」ことに歪な愉悦を覚えている節もあるらしい。
基本的に吉祥天と共に行動しているが、度々単身で冥界を訪れては耶巳たちを冷やかしている。


【小野篁(おののたかむら)】 188cm 一人称:俺
人として顕界で生きていた頃より冥界を行き来していた男。
閻魔大王の許で冥官として務めるのみならず、屈強な体格故に荒事に駆り出されることもしばしあった。
また耶摩の悪友でもあり、よくつるんではくだらない話しで盛り上がっている。
現在は冥官を引退しており、学問と技芸の神として高天原に拠点を移しているが
冥界を行き来しているのも、耶摩達と交流があるのも相変わらず。